こんにちは。

横浜サトウクリニック

院長の佐藤忍です。

これから、免疫のことについて詳しくご説明していきます。

免疫は、生物が自己と非自己を区別し、非自己を排除し自己を保つ働きのことです。

臓器移植の際の拒絶反応やアレルギー、膠原病などの自己免疫疾患にも関わる高度な現象ですが、ここでは病気の予防や自己治癒に関わる働きと考えてください。

例えば、カゼをひいたとき、薬によって治ったと考えがちですが、そうではありません。カゼ薬は、セキ、熱、鼻水、鼻詰まりなどの、いわゆるカゼ症状を緩和するものです。

カゼが治って健康になるのは、患者自身が持っている抵抗力、自己治癒力によるものであり、免疫力が働いているからなのです。

カゼをひいたときに熱が出るのは、サイトカインという免疫活性物質の影響であり、このとき体内では、免疫細胞とカゼの原因であるウィルスとの闘いが繰り広げられているのです。

ですから、微熱程度で解熱剤を飲んで熱を下げてしまうのは、本来の免疫力を発揮することを防げてしまうことにもなるのです。

まず、免疫というのは、細菌やウィルスなどの外敵が体内に侵入してきたり、体内でガン細胞が発生したりしたときに   それをいち早く発見して退治することによって身体を守ってくれる仕組みのことです。

そして、その仕組み全体を「免疫監視機構(生体防御システム)」といい、その重要な役割を担っているのが、血液中の白血球なのです。

ちなみに、白血球というのは、リンパ球、単球、 顆粒球といった免疫細胞の総称です。

なお、リンパ球系の免疫細胞には「ヘルパーTリンパ球」「キラーTリンパ球」「制御性Tリンパ球」「Bリンパ球」「ナチュラルキラー細胞 ( NK細胞)」 などがあります。

単球系の免疫細胞には「マクロファージ」「樹状細胞」などがあり、顆粒球系の免疫細胞には「好中球」「好酸球」「好塩基球」 などがあります。