こんにちは。

横浜サトウクリニック

院長の佐藤忍です。

前回お伝えしたガン遺伝子検査の他に比較的安価で採血によって、現在、身体の中にガンがあるリスクを調べる検査もあります。

それが、「アミノインデックス・ガンリスク・スクリーニング(AICS)」という検査です。

この検査は、血液中のアミノ酸のバランスを測定することによって、ガンに罹患しているリスクが高いか低いかがわかるというものです。

通常、 体内には約20種類のアミノ酸があり、健康な人ではそのバランスが一定に保たれています。

ところが、ガンなどの病気になると、一定に保たれているアミノ酸のバランスが変化することがわかっています。

さらに、ガンの種類によって、バランスの変化の仕方が違うため、ガンの種類までわかるというわけです。

また、このアミノ酸のバランスの変化は、一般的なガンマーカーが、ガンが進行してしまってから上昇してくるのに対し、それよりもずっと早い時期に変化することがわかっています。

現在、この検査でわかるのは、男性では胃ガン、肺ガン、大腸ガン、前立腺ガン、膵臓ガンの5種類で、女性では胃ガン、肺ガン、大腸ガン、乳ガン、子宮・卵巣ガン、膵臓ガンの6種類です。

検査結果は、ガンの種類別にA B C の3 段階で出てきます。

ランクA は通常よりもガンである可能性が低く(0.3~0.7倍)、ランクB はやや高く  (1.3~2.1倍)、ランクC は高い(4.0~11.6倍)状態であることを表しています。

リスク検査ですのでランクC が出たからといって、必ずしもガンであるとは限りません。

ですが、ガンである可能性は高いので、その場合にはランクCのガンの種類に限定して詳しい検査を受けるのが望ましいといえます。

たとえば、胃ガンがランクC だったとしたら、胃カメラ検査を受けるということです。

そういった意味では、AICSは、ガンのスクリーニング検査として有用であると考えていまして、当クリニックでもこの検査を受けていただくことができます。

ちなみに、AICSの費用はおよそ3万円です。

採血だけですみますので、ガンが気になる人は、1年に1回くらいのペースでこの検査を受けておくといいでしょう。

ただし、AICSはどこの病院でもやっているというわけではありませんので、事前に確認してから受診するようにしてください。