こんにちは。

横浜サトウクリニック

院長の佐藤忍です。

市などが行っているガン検診を毎年欠かさず受けている人も多いと思います。

しかし、誤解を恐れずに言うと、「早期発見」という観点からすれば、そのような集団のガン検診はあまり意味があるとはいえない、というのが私の考えです。

実際、ガン検診で見つかったガンの中には、かなり進行してしまっているケースがたくさんあります。

なぜ、そうなってしまうのでしょうか?

それは、ガン検診では、ガンが進行していないと発見できないような検査しかしていないからです。

たとえば、肺ガンの検査でいうと、ガン検診で行われるのはレントゲン検査が主流で、  しかもその画像はそれほど大きくないのが実情です。

その小さな画像を医者が拡大鏡で見ながら影を探しているのですから、よほど大きな腫瘍でなければ発見できないといえるでしょう。

さらにいうと、レントゲンでは心臓の陰に隠れた部分の腫瘍は写らないため、腫瘍の場所によっては発見できないこともあるのです。

本気でガンを発見しようと思うのであれば、CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(核磁気共鳴画像法)を使って検査をしたほうが、早期発見の確率はアップします。

それでも腫瘍の大きさがある程度大きくならなければ発見できないのです。

また、当然のことながら、精度の高い検査は費用も高くなります。

そのため、多くの人が受ける検診では、比較的コストの安い検査をするしかないのです。

次回も引き続き、「ガン検診」のお話をお届けします。