ガンになる可能性を調べる「ガン遺伝子検査」
こんにちは。
横浜サトウクリニック
院長の佐藤忍です。
アメリカの人気女優であるアンジェリーナ・ジョリーさん、が「乳ガン予防のために乳腺切除手術を受けた」と告白したこと、ご存知の方も多いのではないかと思います。
彼女がこの手術を受けるきっかけとなったのが、ガン遺伝子検査です。
ガンに関連する遺伝子には、 ガン遺伝子とガン抑制遺伝子があり、これは誰もが持っています。
ガン遺伝子のスイッチは、普段はオフになっているのですが、何かの影響でオンになると、ガンが発生しやすくなります。
一方、ガン抑制遺伝子のスイッチは普段はオンになっていて、ガンの発生を抑える働きをしているのですが、このスイッチがオフになると、ガンの発生を抑制できなくなり、ガンが発生しやすくなるのです。
このようなスイッチの状態を調べるのが遺伝子検査です。
具体的には、血液や唾液を採取し、その中からガン遺伝子とガン抑制遺伝子を取り出して、遺伝子の状態を見ることで、将来ガンになる可能性があるかどうかを判定するわけです。
この遺伝子検査は実用化されてまだ日が浅いため、検査の精度についてはなんともいえませんが、ガンに対する不安要素のある人は一度受けてみるといいでしょう。
なお、ガン遺伝子検査の料金は、1万円程度のものから20万円前後のものまでさまざまです。