温熱療法の副作用

生活が困難になるような強い副作用はありません。
加温中は皮膚表面にピリピリとした痛みを感じることがあります。また、長時間湯船に浸かったり、サウナに入った時のように汗を多くかきます。痛みがある場合には皮膚保護を行い、痛みを感じないように工夫しますので、ご安心ください。

温熱免疫監視療法について

自然免疫や獲得免疫で、体内に入った細菌やウイルス等の病原体、体内で発生したがん細胞などの変異細胞を監視してこれを取り除く働きを免疫監視機構といいます。免疫監視療法は、バランスの崩れてしまった免疫機能を、生理活性物質(BRP)を投与して正常に戻す療法です。
温熱療法は免疫監視療法との併用治療が可能です。温熱によってがん細胞の抗原性を高め、BRPの投与でがん患者さんの免疫細胞を活性化させて、さらに効率よく攻撃させるなど相乗効果を得ることができます。

温熱療法と抗がん剤・放射線治療の併用について

加温による腫瘍組織の温度上昇に加え、温熱療法による体温の上昇をおさえるために全身の血管が拡張します。これによる血流の増加と酸素濃度の上昇によって化学療法や放射線療法の治療効果が高まることがわかっています。また、多くの薬剤が取り込まれやすくなり、抗腫瘍効果が高まると言われています。
このことから、温熱療法単独でなく、放射線療法、化学療法、あるいは免疫監視療法との併用をおすすめしています。

当院では、患者様のがん細胞の状態・症状を見て、どのような治療をするのが効果的かを判断しています。今後の治療法について患者様ご自身が納得のいくものを選択できるよう、ご相談も承っております。

温熱療法Q&A

Q
 どんながんにも効果がありますか?
A

脳・眼球を除くすべての部位に適用されます。がんの種類、組織型、病期を問いません。

Q
腫瘍(塊)がないと、温熱療法の効果はないのでしょうか?
A

腫瘍(塊)がない場合でも、温熱療法の免疫活性効果は得ることができます。

Q
温熱療法単独で効果はありますか?
A

温熱療法単独では効果が低く、免疫(監視)療法や化学療法、放射線治療と併用することで相乗効果が期待できると言われています。

Q
温熱療法を受けるにはどうしたらいいでしょうか?
A

まず当院で診察を受けていただき、治療可能かどうか検討させていただきます。
実際の治療は2回目の診療から実施していきます。事前に温熱室の見学も行っていますので、お気軽にお声がけください。

Q
治療は何回受けても大丈夫ですか?
A

何回でも可能です。当院では患者様の体力や病状に応じて、治療プランを立てています。
週に1回×6週(=6回)を1クールとし、3クール継続実施を目安としますが、副作用がないため、何回でも治療を繰り返して行えます。

治療の種類と免疫について

温熱療法(ハイパーサーミア)

温熱療法(ハイパーサーミア)とは、がん腫が熱に弱いという性質を利用して腫瘍を縮小させようとする治療です

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免疫監視療法

免疫監視機構を賦活(活力を与えること)、改善して、がんや難治性免疫疾患などの病気の治療や体質改善をおこなう

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オゾン療法

穏やかな炎症を誘導することで免疫細胞の機能を刺激した後に炎症と抗炎症のバランスを調整します

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免疫のちから

細菌やウイルスなどの外敵が体に侵入してきた時に敢然と立ち向かい退治し、また体内で発生したがん細胞などから身体を守ってくれる働きや仕組みです

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統合医療めざして

より良い効果が得られる治療法をとりいれていく統合医療をめざしていくことが、多くのがん患者さんの希望へとつながることだと確信しています

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