免疫のスイッチを入れて、がんを自分で治す免疫監視療法

横浜サトウクリニックで行っている免疫監視療法とは、※BRP(Bio-Reproducing Protein)を静脈注射することで、患者さんの体内にある※免疫監視機構を賦活(活力を与えること)、改善して、がんや難治性免疫疾患などの病気の治療や体質改善をおこなう療法です。

※免疫監視機構:細菌・真菌・寄生虫やウイルスなどの外敵やがん細胞から身を守る防衛システムです。

※BRP(Bio-Reproducing Protein):

免疫療法に反応を起こした患者さんの胸水や腹水から取り出したアルブミンという蛋白質には、免疫力を高める生理活性物質が多く結合していることが分かっています。BRPは免疫療法が有効であった患者さんの胸水や腹水中に出現するアルブミンに結合した特殊なたんぱくを精製したものです。この生理活性物質は通常の胸水や腹水中のアルブミンや、市販のアルブミン製剤には存在しないことが確認されています。いうなれば、BRPはがんとの戦いに勝利した患者さん自身が作り出すワクチンのようなものなのです。

横浜サトウクリニック独自の生理活性物質(BRP)
横浜サトウクリニック独自の生理活性物質(BRP)

免疫監視療法の主な特長

免疫監視療法の大きな特長は次の2つで、末期の方のQOLの改善や体質改善、疾病の予防などにも期待されています。

  1. 長期間、希望をもって治療が続けられること。
  2. 副作用やがんに特有の痛みの発現が少ないこと。

免疫監視療法の特長まとめ

以下に、免疫監視療法の特長をまとめてみました。

免疫監視療法の特長
仕組み 細胞を身体の中で自分の力で活性化。
療法 免疫細胞を刺激する生理活性物質・BRPを注射
開始 患者さまの同意が得られればすぐに治療を開始できます。
間隔と経過 4週間に1回の治療を6ヶ月実施。その後は、治療を重ねる段階で患者さんの免疫の力を診て※、経過がよければ2〜3ヶ月毎、4〜6ヶ月毎に間隔を長くすることが可能です。
費用 治療の間隔を長くすることが可能なので、費用の負担も軽減されます。
化学療法との併用 原則として従来の殺細胞性抗がん剤との併用は控えていただきますが、症例によって少量使用したり、使用期間を限定しての併用もあります。化学療法剤でも分子標的薬は併用可能です。放射線やホルモン剤も併用可能です。

 

よくあるご質問

Q. 副作用はありますか?

A. ごくまれに注射の当日から翌日にかけて37℃前後の微熱や軽度のだるさを感じられる方もおられますが、重篤な副作用はありません。

Q. 化学療法との併用は可能ですか?

A. 近年、化学療法は従来と異なる様々な種類の薬剤が開発され使用されるようになりました。
使用されている薬剤によっては、免疫に対する影響の度合いは違いますので詳しくは現在使用されている薬剤の種類をご確認の上、お問い合わせ下さい。

Q. 抗がん剤以外に併用できない治療はありますか? 例えば、他の免疫療法(ワクチン療法、養子免疫療法など)や乳がん、前立腺がんなどで使われるホルモン剤、また、強ミノファーゲンなどの注射剤は?

A. 併用しても差し支えありません。また、他に痛みのコントロール、栄養補給などの対処療法は、必要があれば積極的に受けてください。

Q. 治療の間隔と治療期間は?

A. 患者さんのご状態によって、治療間隔は様々です。通常、がんの方は、4週間に1回の治療を繰り返して行いますが、ご状態が安定されるにしたがって、治療間隔が延びて行きます。がんが完全に消滅しても、治療開始から5年間、場合によって10年間は、継続した治療をお勧めしています。

Q. どの程度の症状なら、BRP療法が受けられるのでしょうか?

A. 免疫系の賦活回復が可能な方で、次の2つがその目安となります。

  1. 必要な食事がとれること。
  2. 歩行が出来て、身の回りのことが出来ること。

Q. 末期がんでもよいのでしょうか?

A. 免疫系の賦活回復が見込める状態なら可能ですが、がんとの共存が主目的となります。

Q. どのくらい治療を続ければ効果が現れますか?

A. 治療効果が現れるまでの期間は、個人個人によって様々です。5~6回の治療で、何らかの効果が確認できる方もいらっしゃれば、2年以上治療を繰り返して、効果が現れる方もいらっしゃいます。また、がんの縮小は認められなくても、体調が安定し、健康な方と同様の日常生活が送れる方が多いのも免疫療法の特徴です。

Q. がんの種類によって治療効果が違うのでしょうか?

A. 効果の現れやすいがん、現れにくいがんがあります。脳腫瘍、膵臓がんは効果が現れにくいと言えます。

電話で聞く 045-641-9650詳しい資料を送ってもらう


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